寸止め(エッジング)ってなに?イく手前で止めるやり方と、つらくなったときのやめどき
イきそうなところで止めて、また高める。寸止め(エッジング)は、急がずに気持ちよさの波を味わう楽しみ方です。基本のやり方、アイテムを使うときのコツ、「オーガズムが強くなる」はどこまで本当か、ヒリヒリやつらさを感じたときのやめどきをまとめました。
いつもすぐ終わってしまって、なんだか物足りない。もう少し、気持ちいい時間を味わってみたい。そんなときに名前があがるのが「寸止め(エッジング)」です。
寸止め(エッジング)って、どういうもの?
国際性機能学会(ISSM)は、エッジングを「オーガズムを遅らせる性的な楽しみ方」と説明しています。流れはこうです。
- オーガズムの直前(エッジ=ふち)まで高める
- 刺激を弱めて、イかないようにする
- また刺激を強めて、ふちまで戻る
- イきたくなったら、そのままオーガズムへ
ひとりでも、パートナーとでもできます。北米性医学会(SMSNA)は、エッジングを安全な楽しみ方としたうえで、ふだんより長く楽しめること、ふれ方や好みを探す時間が増えることを、試す人がいる理由としてあげています。
「寸止め」って聞くと、なんだか上級者向けな気がします…。
やることは「イきそうになったら、ちょっと弱める」だけなんです。うまくできなくても大丈夫なので、気楽に試してみてください。
ふだんは、どれくらいでイくもの?
ISSM が紹介している女性2,304人の研究(2018年)では、性器への刺激を始めてからオーガズムまでの時間は、ひとりのときで平均8分、パートナーとのときで平均14分でした(時間は参加者の自己申告)。もちろん平均なので、もっと短い人も長い人もいます。
「すぐ終わって物足りない」と感じるなら、寸止めは、この時間を自分で少し延ばしてみる方法ともいえます。
「オーガズムが強くなる」って本当?
ISSM は「オーガズムがより強くなると感じる人もいる」と書いています。ただ、女性の寸止めについて、効果をきちんと調べた研究は見つかりませんでした。「必ず強くなる」「感度が上がる」とまでは言えません。
一方で、性の反応に段階があることは知られています。アメリカのクリーブランド・クリニックは、性の反応を「性欲・興奮・オーガズム・回復」の4つの段階で説明しています。興奮の段階では、腟のまわりの血流が増え、クリトリスはとても敏感になって、さわると痛いほどになることもあるそうです。寸止めは、この「興奮」の時間を長く味わうやり方、と考えるとわかりやすいかもしれません。
やってみよう:基本のやり方
- ゆっくり始める:いきなり性器にふれず、おなかや内ももなど、まわりから。潤滑ゼリーを手の届くところに置いておく
- 自分の「目盛り」を意識する:気持ちよさを0〜10でイメージして、「8くらい」をふちの目安に。数字はなんとなくで大丈夫です
- ふちの手前で弱める:イきそうと感じたら、手を止める、ふれる場所を少しずらす、振動を弱くする。息をゆっくり吐いて、少し落ち着くのを待つ
- また高める:落ち着いたら、同じように高めていく
- 終わり方は自由:2〜3回くり返したら、イってもいいし、そこで終わってもいい
はじめのうちは、止めたとたんに冷めてしまうこともあります。そんなときは完全に止めずに、次のような「弱め方」から試してみてください。
「止める」以外の弱め方
- ゆっくりにする・力を抜く:動きはそのままで、速さと強さだけ落とす
- 場所をずらす:クリトリスから、そのまわりや内もも、下腹部へ
- 刺激の種類を変える:SMSNA は、クリトリスへの刺激から腟への刺激に変えるなど、刺激の種類を変えると強さの感じ方が変わることがあるとしています
- 体勢を変える:あお向けから横向きに、などと体勢を変えるのも、ひと息つく方法のひとつです
自分にとって「ちょうどいいブレーキ」が見つかると、ふちの手前で行ったり来たりしやすくなります。
ふだんからイくまでに時間がかかる、イけないことが多いという人は、寸止めより先に、自分に合うふれ方を探すほうが楽しめるかもしれません。
アイテムを使うときのコツ
- 強さを細かく変えられるものが向いています。強と弱を行き来しやすいからです
- 一番弱いモードから始めて、ふちが近づいたらモードを下げる、肌から少し離す
- 長く続けるほど、乾いてこすれやすくなります。クリーブランド・クリニックも、潤滑剤で摩擦を減らせるとしています。潤滑ゼリーをこまめに足しましょう
ふれ方の基本は 手でのセルフプレジャーの記事、吸うタイプのアイテムは 吸引トイの記事 にまとめています。
こんなときは、やめどき
クリーブランド・クリニックは、強くこすりすぎると、すれたり肌がひりひりしたりすることがあるとしています。軽いものなら、たいていは1〜2日で落ち着きます。
寸止めは、がまん大会ではありません。イきたくなったらイっていいし、途中でやめてもいい。気持ちいいと思える範囲で楽しんでください。
受診の目安
よくある疑問
質問:寸止めを続けると、ふつうにイけなくなる?
そうなるという研究は見当たりません。気になるなら、寸止めをする日としない日を分けてみてください。「イけない」こと自体が悩みなら、ひとりでイけないときの記事 にまとめています。
質問:何回くり返せばいい?
決まりはありません。はじめは2〜3回で十分です。回数より、その日の自分が楽しめるかどうかを大事にしてください。
質問:パートナーとも試せる?
試せます。ISSM は、イきそうになったら相手に刺激を止めてもらったり、強さを変えてもらったりする方法を紹介しています。ただ、どちらかだけが長く続けたがると、相手が退屈してしまうこともあるそうです。合図を決めておくと安心です。伝え方は 同意の確かめ方と、してほしいことの伝え方の記事 へ。








